韓国講演の説明

２０１３年１月から約1年間、韓国の大企業ジェニシスｂｂｑ（フランチャイズ店を含み世界で約３５００店舗所有）にて接客マニュアルの作成及びスキルアップ思考の講演を担当させていただきました。２０２０年までに５万店舗にする！というビジョンにより近づける為に、創られた大きなプロジェクトでした。 　最初の難関は異文化でした。日本では当たり前だというサービスが一切韓国では通用しません。気配り・心配りが、韓国では「おせっかい」や「計算」というふうに捉えられておりました。さらに「どうしてそこまでお客さんに過度なサービスをしないといけないのだ？」という反発も数多くありました。裏を返せば、日本のおもてなしサービスを実践している企業が韓国内にはほぼ存在しない。もし、このサービスを少しでも定着させることができれば、必ずお客様満足につながる！という信念のもと、何度も訴え続けたのです。 　最初は、「文化が違うから仕方ないか、もうあきらめよう。」と何度も心が折れそうになりましたが、自分自身で可能性にフタをしてしまうと前に進むことができません。組織の改革を依頼されているのだから、何があろうとも責務を全うしよう！とさらにスイッチが入ったのです。 　ここで私は察知したのです。異文化は関係ない。国対国ではなく、心対心だと。いくら時間がかかっても、相手に向き合い、寄り添い、一人の人間として関わっていけば、心に国境はないということを。 　信頼関係（ラポール）が構築できるとそこからは早かったです。企業にとっては、変化することへの抵抗はありましたが、少しずつ良い変化が生まれてきたのです。小さな成功体験を積み重ねていけばやがて大きな成功となります。 　まずは、社風を良くし、志を一つにしていくこと！すると劇的に組織はスパイラルアップしていくでしょう！！